八幡神社 (はちまんじんじゃ)
通称     
主祭神  
      応神天皇(おうじんてんのう)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒501-0602 岐阜県揖斐郡揖斐川町若松235番地
由緒由来  
貞治応永以前より社木又は霊石を以て御神体とし、貞治応永の頃社殿を営みしか。蔵王権現の神宮寺たりし吉野蔵王院安楽寺の天台宗より浄土に転派の頃此の八幡社は大社たりしは、尾張國甚目寺鐘銘に依り窺ふを得る。銘に「濃州大野郡揖斐庄南方保今坂之御社御宝所鐘天下泰平故也 文明三年辛卯閏八月日願主善通 徳宝 御代官左ェ門尉橘永久」尾張國海東郡甚目寺堂内に釣り鐘あり。此の鐘は江州西念寺の鐘にて、文明三年当社の鐘となる。当時仁坂を今坂とも新坂とも称せり。銘に今坂云々とあり。鐘は今は寺院のみの如く見ゆるも最初は神社に使用せしものにて、その後寺院に及びしなり。今も古社には遺れり。又釣り鐘を有する神社は大社にて神宮寺も存在するを一般とす。当初此梵鐘存在の頃は隆盛にて仁坂中津原の惣社たるのみならず御代官の記銘よりすれば、南方保の惣社即ち将軍家領主の氏神として崇敬せられしなり。明応年間兵火に遭ひ、荒廃。承応二年仁坂、中津原、分村後寛文十三年仁坂村住民当社を再建。大門は往古より正面東南方に向かひありしを西方に変更後大正元年西を塞ぎ往古と同一に復す。当社幟は領主岡田公寄付なり。以上大和村誌による。
文化財等、犬楠(町指定)
祭礼情報  
9月15日