白峯神社 (しらみねじんじゃ)
通称     
しらみねさま
白峯さま
主祭神  
      崇徳天皇(すとくてんのう)
摂末社祭神     
      大山祇神(おおやまずみのかみ)
地図 map
住所        
〒506-2254 岐阜県高山市丹生川町岩井谷字わらび野454番地
由緒由来  
創祀未詳なれども、社伝に云ふ、上代土地開拓の始めに当たり郷中東方の大獄現今の乗鞍岳の高嶺の威容を崇敬して、其の山霊を合祀せり。是即ち白峰神社の創始なり。按ずるに現今の乗鞍岳の名称は遠く望めば銀鞍を雲上に置きたる如き山容なるも、麓より仰げば唯重畳たる山岳のみにして其の高峯は四時皚々たるものにして其の儘社名に執りたるなるべし。中世に至りて崇徳天皇併者遠州章実阿闍利天皇崩御後四国八十一番綾歌山白峰寺山内に御影堂頓證寺を開基して御運開き賜はざりしを慰霊供養のため所縁者を尋ねて廻國巡錫入飛の際、丹生川の流域には鎮西八郎為朝が一時身を隠せし地あり。保元の乱に源為義の軍に従ひ崇徳上皇の御馬前に討ち死に内記、平太政遠が族内記某あり。茲に於いて章実阿闍利は是即ち上皇御幽居の地と同名の白峰の宮は其の所縁の地と感得して、崇徳天皇を合祀すと。斯くして年代を経るに及び両部刀利天狗と思惟し、保元物語に依りて崇徳天皇を魔沙天狗と説く者ありて、是く混同し「アラガミサマ」(荒神宮又は荒忌宮ならん)と俗称し来る。飛州誌所載大野郡岩井谷田吉暢に村荒神宮二社あり其の一なり。
祭礼情報  
9月13日