赤口神社 (せきぐちじんじゃ)
通称     
主祭神  
      赤口大神(せきぐちおおかみ)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒500-8302 岐阜県岐阜市本郷町2丁目12番地
由緒由来  
天文三年長良川筋がいまだかつてない大洪水のため小熊堤防が決壊し下流諸村落を呑み込むと共に、先端は一直線に桑名にまで達し、岐阜桑名間を帆掛船が往来するといった事態が生じた。この洪水に上流から一祠が厚見郡今泉郷地内に漂着した。村人はこれを下流に押し流したが、翌朝来て見ると元の岸辺に戻っており、近くの地に安置し、奉祀したのが起源と云ふ。「オシャモジサマ」命名の由来は全く不明でいるが、当時の厳しい生活の中、腹一杯のご飯が食べられるようにとの村民の素朴な願望が籠められていたのではないか。この神を信仰する者は疱瘡にかからない、罹っても大あばた面にならないなど、霊験あらたかとして近郷近在はもとより遠方からも参拝者が訪れるようになった。明治になって病除け幸福授けの神として引き続き多くの人の信仰を集め特に夜間の祈願者が多かったと言われている。明治七年社宮大神を祭神とすると共に赤口神社と改称し、本郷町三丁目在住者を氏子と定め毎年厳粛に祭事を行うこととした。明治二十二年今泉地区の住民はあげて伊奈波神社の氏子に組み込まれた。赤口神社は「セキグチ神社」と呼ばれているが、「シャコウ神社」というのが正式の名称で六曜の赤口に由来する。昭和二十年七月九日の空襲で本殿拝殿共に焼失。昭和二十四年再営。
祭礼情報  
4月4日