白山神社 (はくさんじんじゃ)
通称     
ごんげんさま
権現様
主祭神  
      伊弉那岐命(いざなぎのみこと)
      伊邪那美命(いざなみのみこと)
      菊理姫命(くくりひめのみこと)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒501-2601 岐阜県関市武芸川町谷口3214番地
由緒由来  
本社は由緒不詳なりと雖も里老の口碑によれば、当地の山田新右衛門(山田勇の祖先初代)なる物今を距たる四百年前天文年間石川県加賀國石川郡一宮村鎮座白山比□羊神社に三日三晩断食して御分霊を勧請し、其の熱意を認められ漸く許しを得て御分霊と五葉松苗三本を授与され持ち帰り、現在の落ち洞の山頂に白山大権現と尊称して安置し、延命の神として崇敬し来り明治六年に白山神社と改称して、村民氏子は勿論遠近の信者崇敬者も篤き神社にて毎年七月十六日を例祭日とし、当日は遠き他町村より参詣者多数あり。今より凡そ二百年前にもったいなくも御神体の木像を盗難に罹り、偶時の庄屋山田佐左衛門氏用達の為名古屋に赴かれ、町を通りかかると佐左ェ門と呼ぶ者あり。路傍の古物屋に目を止め立ち寄り見れば見覚えのある木像。時に権現様の盗難を思ひ出し、さては此の御神体の御呼び止めになりし事と早速に古物屋主人を呼んで買い先時期などを尋ねしに、正しく日頃信仰する白山大権現様に相違なきを以て右の旨を告げ、買い戻しの交渉をしようよう御連れ戻り以来平日は麓の円通寺の一角に堂を建て安置し、祭日には新右ェ門の後裔の者必ず御神体を背負落洞の山頂の祠堂に奉祀して祭儀を行ふ事今に至るも変わる事なく、斯くの如き御神威の尊き御祭神とて此の事以来一層神徳を高め、多数の信者、崇敬者を有し、財産を山林三町、二反四畝七歩を有し、境内地六十五坪。
祭礼情報  
7月16日