白山神社
(はくさんじんじゃ) |
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地図
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住所 |
〒503-0964 岐阜県大垣市上笠字村前168番地 |
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由緒由来 |
祭神は伊弉册尊、伊弉諾尊、菊理姫命を合祀し、尚諏訪神社建御名方神をも合祀すし。創建年月及縁由等全く不明なり。古来上笠村の村社となれり。此の地方は昔より度々洪水の災害に逢ひ氏子の旧家の所蔵する古記録等も流失せしことあり。史料とすべきもの少なきを遺憾とす。上笠村は徳川時代大垣藩に属す。永禄の頃には宮川権之助安済の居城地たりしとも云ひ傳へらる。此の村は国枝氏野村氏等多し。岐阜県揖斐川郡池田村本郷の龍徳寺の文書に依れば足利時代の西濃の著族に国枝氏あり。守長(文正頃)守房(明応頃)為助(明応頃)正助(永正頃)貞次(元亀頃)等の名見ゆ。貞次は上笠村に移り住みし由なれば上笠村は国枝氏の一族足利時代の末頃には既に来りて住み、以来織田豊臣時代、徳川時代と共に繁栄せしものと考へらる。上笠村の恩受寺も児玉了智が慶長頃開基創建せしものと云はれ、これも此の村の発展を伺ふべき一資料たらん。かくして国枝氏、野村氏等が此の地に移住し来りて発展の緒を作りたる古き時代より鎮座せられしものと想像せられ、老樹茂れる神域に自ら神厳の気満つるを覚ゆる。 |
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