熊野神社 (くまのじんじゃ)
通称     
主祭神  
      家津御子神(けつみこのかみ)
摂末社祭神     
      早玉之男神(はやたまのおのかみ)
      熊野久須美命(くまのくすみのみこと)
地図 map
住所        
〒509-4107 岐阜県高山市国府町西門前521番地
由緒由来  
熊野神社は室町時代末期に安国寺の守り神として開山瑞巖大和尚が勧請したものと伝えられている。本殿の構造形式は三間社流見世棚造りで屋根は柿板葺、その平面は身舎正面三間側面一間、内部は間任切総向く拝付き組入土台上に四本の円柱と角柱大面取りの向拝が建っている。向拝柱の柱頭には唐様笹繰付三斗組が身舎に向かって架せられた海老虹梁と向拝桁とに組み込まれている。向拝には頭貫がなく天竺様の鼻肘木が造出肘木と相対している。この種の建物としては特異な形式で昭和四十一年七月町指定の文化財となり、同四十七年三月には県指定文化財となり、更に昭和五十四年二月三日国指定の重要文化財となった。瑞巖光大和尚は観応(皇紀2010,西暦1350)八月十一日に示寂した。いま安国寺に残るその塑像は日本における禅宗芸術として南北朝を立証する貴重なもので、この像は明徳三年に弟子本瑞がそのその火葬された灰によって造られたものといわれている。
文化財 昭和三十七年二月 国重要文化財指定

昭和二十四年国有社寺境内地無償譲与290坪を譲渡された。
祭礼情報  
9月7日