市杵島神社 (いちきしまじんじゃ)
通称     
主祭神  
      市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒501-0555 岐阜県揖斐郡大野町公郷887-1・888・889-1
由緒由来  
一、古文書棟札等は明治初年野村藩へ引き渡しにより現存せず。二、口碑伝説、創設年月日不詳と之有。古老の口碑伝説によれば、源平両氏の大合戦の際近江源氏の一族にして丹波守左衛門尉源信政たる武士戦争に大敗の結果一族郎党一味諸処に落ち延び離散せり。その際丹波の守信政は美濃赤坂宿に一時仮寓せしも、平家の勢力最も優勢なりし為、身の置き所を得ず。やむなく濃州元大野郡宝来庄に落ち延びて戦乱の静するを待ちて居住せられたり。同氏は近江の人にて日頃弁財天を伝敬せられ、近江国竹生島より弁財天の御分霊を迎へ、奉祀し、同地に社殿を創建して奉斎せられ是れ当村大字公卿村社市杵島神社創建の緒なり。然れども其の当時は戦乱甚だしく、殊に仏道旺盛の折から神社は寺院仏堂と混同し寺僧之れを奉仕し、為神社は寺院の付属専有物となり、寺僧の祭祀一切を営み、唯例年祭の正月元旦氏子は参拝するのみとなり、然るに明治元年地頭野村藩神祇局寺社係大属今泉清井本所両氏は伊勢桑名中臣両神主従五位藤原朝臣広蔭氏を伴ひ致され御神霊は仏体なりとて神仏混合相成らざる規則なるを以て新たに御神霊代を奉斎し、従前より御神霊は野村藩八幡神社境内に移されたり。
祭礼情報  
3月最終日曜日