加毛神社 (かもじんじゃ)
通称     
主祭神  
      神別雷命(かんわけいかづちのかみ)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒503-0205 岐阜県安八郡輪之内町下大榑東井堰13017番地
由緒由来  
長良川の支流、大榑川右岸堤沿いに鎮座。当社は、延喜式神名帳に見える安八郡四座の一つに比定され、美濃国神名帳には「従五位下加毛明神」とある。然し、時代は詳らかでないが白髭大明神を祀る宮となり、白髭神社と社名を変えた。天明8年(1788)村明細帳は「祭神白髭大明神、領主草創安八大夫」と認めている。また、下大榑新田開村の際、当社より分社し白髭神社と称す。時に寛文3年(1663)願主下大榑新田寄進の石灯篭が遺存する。斯様に式内加毛神社は、一時期白髭神社に変わったが、明治2年加毛神社に改称、同6年福束輪中18ヶ村の郷社に列し崇敬された。これは、古代国造時代開化天皇の皇子、鴨君彦坐王の子、神大根王が美濃国の国造となり、その子孫は西南濃地方に繁行した。よって、開拓者たちは、鴨氏の祖神を奉斎した。当社はこのように式内社の由緒を裏づけるにふさわしい社である。このような経緯から、昭和の神社明細帳は、祭神別雷命(猿田彦命)としている。例祭は、9月30日。氏子祭は、10月10日で太鼓、笛のお囃子を奉納、1月15日には粥つけ神事を行う。
祭礼情報  
9月30日