八幡神社 (はちまんじんじゃ)
通称     
ちんぜいはちまんさま
鎮西八幡さま
主祭神  
      応神天皇(おうじんてんのう)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒506-2134 岐阜県高山市丹生川町桐山字野方302番地
由緒由来  
創祀未詳なれども、上代国賊宿禰討伐の節武振熊命此の地に屯して祈願せし跡地なりと伝ふ。境内に祈願座(ノリクラ石)と称する平盤の巨石を存す。仁徳天皇六十五年国賊両面宿儺なるもの皇命に従はず國中横行掠奪を事とせしかば、老功臣難波根子武振熊命をして誅討せしめらる。宿儺は三野國より斐陀に逃がれ密かに当地日面出羽ヶ平の岩窟に匿る。武振熊野命之を追ひ此の地に来り先帝応神天皇の御霊を奉祀祈願したる跡地に当八幡神社を奉斎したりと伝ふ。里伝に後白河天皇保元年間源為朝の一族日留為賢此の地に来り在住岩清水八幡大神を奉請し、鎮西八幡宮と称せんと為賢の故跡を存す。通称八郎垣内と称す。飛州志には比留殿屋舗と記せり。斐太後風土記所載北道遊簿に云ふ両山之間遙見一村。曰はく桐山。其の間総称して呼八郎垣内と呼ぶと俗に伝ふ。鎮西八郎為朝密かに此の地に伏す。八幡祠を置き以て恢復を祈る。復其の地所伝頗る詳云々。殿内に崇徳天皇御物及び為朝公の木像を蔵す。その他当神社境内出土の石器多数を存す又、六條判官為義公鎮西八郎為朝公比留冠者為賢公の三神御霊の奉祀あり。其の為朝公の画像軸を蔵す。明治の初年に至るまで陰暦八月八日は例祭日にしてこの日は郷内遠近の氏子崇敬者鳥毛打、獅子舞、太々神楽等各部落は競って妙技の神賑行事を奉仕する慣例なりしが、近来断絶せり。
祭礼情報  
9月8日