大外羽神社 (おおとばじんじゃ)
通称     
主祭神  
      天照皇大神(あまてらすすめおおかみ)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒503-0964 岐阜県大垣市上笠字村前43番地
由緒由来  
上笠村は昔から度々洪水の災害を蒙り、氏子の旧家に所蔵せられし古記録等も流失せしこともありて、神社の有力なる史料少なきは遺憾なり。古老の伝説等も鎮座の由来につき種々傳へられ「洪水の時他より流れ来り給ひて此処に神意に依り永久に留まり給ふこととなれり)等の説もあれど、確実なることは判じ難し。創建年月及縁由は不詳と云ふべきなり。御祭神は大外羽大神なり。上笠村は徳川時代大垣藩に属したり。永禄の頃には宮川権之助安済の居城地たりしとも傳へらる。此の村は国枝氏野村氏等多し。岐阜県揖斐郡池田村本郷の龍徳寺の文書に依れば足利時代の西濃の著族に国枝氏あり。守長(文正頃)守房(明応頃)為助(明応頃)正助(永正頃)貞次(元亀頃)等の名見に。貞次は上笠村に移り住みたる由なれば、上笠村は国枝氏の一族足利時代の末頃には既に来り住し、以来織田豊臣時代、徳川時代と時代の進むに随ひ漸次他の移住者野村氏等と共に繁栄せしものと考へらる。上笠村の寺院恩受寺も児玉了智が慶長頃開基創建せしものと云はれ、これもこの村の発展を伺ふべき一資料たらん。かくして国枝氏、野村氏等が氏神として奉齋せし大外羽神社もこれ等氏子が此の上笠村の地に移住し来り発展の緒を作りたる頃より程遠からざる古き時代より鎮座せられしものと想像せられ、老樹茂れる神域に自ら神厳の気満つるを覚ゆ。
祭礼情報  
4月3日