戸隠神社 (とがくしじんじゃ)
通称     
くずのみや
九頭の宮
主祭神  
      手力男之命(たぢからおのみこと)
摂末社祭神     
地図 map
住所        
〒501-4507 岐阜県郡上市和良町宮地上沢字1・538番地の1
由緒由来  
その創建年代不詳。 天の岩戸の磐戸が真っ二つに割れてその片割れが、戸隠神社に飛んできたという「重ね岩」(社殿の後に、神岩、天岩戸という大きな岩があり、指一本で動かすことのできる、実に不思議な岩があります。(この岩は、古事記に出てくる天照大神の「天の岩屋戸こもり」に由来する伝説)史料によると、平安期、天慶元年(938)美濃の国神名帳によれば、郡上7社の内の一社(正6位上国津明神)と記載されている。信濃の国戸隠神社より勧請され、明治7年(1874)戸隠神社と改称される。地頭橘頼綱が、国土安泰と戦勝祈念のため、文永8年(1171)から建治元年(1275)までの5ケ年に亘り大般若経の奥書にある「九頭大明神御宝前」という記録が、当時既に九頭龍宮ここに存在している事を意味するものである。この大般若経を永禄12年(1569)三木自綱が郡上に進入した折に、戦利品として河尻新之丞利廣が飛騨に持ち去り、千光寺(大野郡丹生川村)へ寄進した。現在当社には残簡一部が存在する。文禄3年(1594)に雷火により本殿をはじめ、その他が焼失した。しかし、再び郡上藩主になった遠藤慶隆によって、慶長12年(1607)社殿等再建され、郡上五保の惣社として代々厚く崇敬されて来た。郷中盛衰記天保11年(1840)には和良街道筋の大社として、その偉容と賑わいぶりが記されている。 『大神楽』 大幣帛を持った口上役の大音声によって、大神楽起こし笛が始まり、大神楽・大獅子・岡崎・こすずみの4曲神楽奉納。舞子は、大太鼓打ち2名、ささらすり1名の子供3人で定められた法式によって舞う。楽人は笛、小鼓、小太鼓、があり、衣装に裃をつけ、頭には゛とさか゛をかぶる。曲に合わせ大獅子が宮路地区雄の麒麟獅子、上沢地区が雌の麒麟獅子が舞う。『山車』 上沢の山車は参道を登る時゛ちゃんとこ゛猿田彦命が踊り、境内広場では、からくり人形「那須野与一の的」を演じる。宮路地区の山車は参道を登る時゛おかめ゛天鈿女命(あめのうずめのみこと)が舞い、境内広場では「とんぼかえし」=西洋人の鉄棒演技=を演じる。
「馬乗り」「神輿」「伊勢神楽舞」等の奉納もご奉仕いたします。
文化財等
郡上市指定棟札等20枚・大般若経残簡・棟飾り一式・軍配一式・ 振板獅子頭二体・山犬狛一対・金泥馬酌一対・本殿金銅製御幣・ 「九頭大明神」篇額・十二支浮彫・鰐口・御神輿一式・舞台二棟。
各所古跡 郡上市指定「重ね岩」
岐阜県天然記念物 「一本杉」「社叢」
祭礼情報  
9月15日