伊波乃西神社 (いわのにしじんじゃ)
通称     
主祭神  
      日子坐王(ひこにますおう)
摂末社祭神     
      八瓜入日子王(やつりいりひこのみこ)
地図 map
住所        
〒501-3156 岐阜県岐阜市岩田西3丁目421番地
由緒由来  
勧請年月は不詳である。延喜式神名帳に「美濃国各務郡七社の内、伊波乃西神社」とある。清水山の山ふところ、檜の巨木数百本から成る美しい林に蔽われて鎮座する。祭神日子坐王は、人皇第九代開化天皇の皇子で、伊奈波神社の祭神、丹波道主命の父君にあたらせられる。古事記中巻、水垣宮の段(崇神天皇の御代)によれば「日子坐王をば、旦波の国につかわして、玖賀耳の御笠(クガミミノミカサ)を殺さしめ給いき」とある。史上に表れた御勲功のはじめである。なお、クガミミとは、国神の義であって、旦波の国に国神ミカサが住んでいたのである。王は、その後、勅命により東日本統治の大任をおび、美濃国各務郡岩田に下り、治山治水に着手され且農耕の業をすすめられ、殖産興業につくされた。八瓜入日子王(ヤツリイリヒコノミコ)は、日子坐王の皇子である。神大根王(カムオオネノミコ)と申し上げ、父君の後をつがれて、この地方の開発に功が多かった。日子坐王薨去の後、御陵を清水山の中腹に築かれた。当社の西に隣接している。明治8年12月に至り、日子坐王陵と確認されたので、宮内省陵墓寮の所管に移された。御陵墓祭は、3月21日であるが、毎年10月11日には、滋賀県木之本町の老若男女数10名が観光バスを連ねて参拝する。これは、その地に日子坐王をはじめ、御一族数柱を祭神とする神社がある為、10月10日例祭の後御陵参拝を行事としているからに他ならない。
祭礼情報  
4月5日